さて、先ほどのニュースによると、近鉄電車の南大阪線が止まっていて、その振り替え輸送していたJR関西本線でも事故が起きて、大変な状態になっているようです。
関西方面に住んでいない人にはなじみの薄い近鉄電車ですが、大阪府・奈良県・京都府・三重県・愛知県の2府3県にまたがるもっとも長い路線を持つ私鉄です。
路線図はこんな感じ。
見ていただくと、かなり長い路線であることが一目瞭然ですね。
さらに、最近は阪神電車とも乗り入れを開始したため、神戸から奈良、三重、名古屋まで簡単に行けるようになりました。
また、近鉄電車には、路線により、特徴的な近鉄特急に乗ることができるので、鉄道ファンに人気があります。
代表的な特急として、
大阪難波から近鉄名古屋駅を中心に運行されるアーバンライナー・ネクストやアーバンライナー・プラス、
大阪・京都・名古屋から鳥羽・賢島方面に運航される伊勢志摩ライナー、
南大阪線・吉野線のリニューアルした桜ライナーに加えて、
最近では、大阪阿部の駅から吉野を往復する「青の交響曲」が大人気。
この「青の交響曲」は、3列シートで、とってもゆったりしています。
3両の真ん中の車両にはラウンジ車両があり、軽食やおつまみ、限定のスイーツなども楽しめることができるようですね。
さて、その近鉄電車の南大阪線で、橋脚が78ミリずれレールがゆがむ事故があったようで、現在、運休しています。
25日午前7時45分頃、近鉄南大阪線矢田(大阪市東住吉区)―河内天美(大阪府松原市)間の大和川にかかる橋(197メートル)に設置されたセンサーが異常を感知した。
近鉄は徐行運転を続けていたが、約25分後、橋を通過した列車の乗務員が揺れを感じたため、同8時10分頃、大阪阿部野橋―河内天美間で運転を見合わせた。
近鉄によると、橋上のレールにゆがみが確認された。現在、橋では9本ある橋脚のうち1本を補修工事中で、センサーはその傾きを検知するために設置されていた。近鉄が原因を調べている。25日中の運転再開は困難といい、大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)やJR、南海で振り替え輸送を実施している。
この近鉄電車の南大阪線は、大阪阿部野橋駅と奈良県の橿原神宮前を結んでいる路線です。
大和川の橋梁上の線路がゆがんでいるようで、現在のところ、再開めど立っていないようですね。
間が悪いことに、この南大阪線の振替輸送していたJR大和路線が三郷駅で起こった人身事故で運転見合わせしている模様。
現在、天王寺駅は大混乱しているようですね。
まさに泣きっ面にハチ。
毎日、16万人の乗客を運ぶ路線ですので、早く運転再開になるといいですね。